他の星座はどうあれ、
それだけは知っているという人が多いハズ。
そのくらい知名度が高いオリオン座だが、
もしかすると近いうちに消えてしまうかも知れない。
オリオン座の右肩でオレンジに輝くベテルギウスは、
ここ最近でかなり暗くなっているという。
明るさが変化するのは特に珍しくはない。
約100年ぶりの暗さになっているのだ。(参考記事:「オリオン座のベテルギウス、謎の縮小」)
通常、ベテルギウスは夜空の恒星の中で上位10位に入る明るさだが、
昨年10月から暗くなり、
12月中旬には上位20位にも入らなくなってしまったという。
誕生からまだ(?)850万年ほどの比較的若い星だが、
死期が近いことはすでに知られており、
超新星爆発が起こるのではと噂されているのだ。
その光は一時的に満月よりも明るくなり、
やがて暗くなって夜空から永遠に姿を消す。
超新星爆発を目撃できるとの期待が高まる反面、
馴染み深い星座がその形を失うとの畏れが入り混じり、
科学者や天文ファンは複雑な思いで、
ベテルギウスを見守っている。
そう遠くないうちにと推測されている。
ただし、それは今年かも知れないし、100万年後かもしれない。
宇宙という計り知れない規模を、
改めて実感させられる。