Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

全盛期とは?

ドネアが勝った。

WBCバンタム級のタイトルマッチで、

挑戦者のドネアが王者のウーバーリを4RでKOした。

「必ず」と言うほどの確信はなかったが、

ドネアが勝つだろうと思っていた。

と言うのも、

ウーバーリはこの対戦まで17戦全勝で12KOと、

打ち合いをいとわない好戦的な選手。

カウンターパンチャーであるドネアにとっては、

チャンスが増える。

などと素人が口にするのは簡単だが、

見事なKO勝ちに至るまでの過程において、

ドネアはしたたかに罠を仕掛けていたように見えた。

ウーバーリが好む間合いを無駄に潰したり、

手数で圧倒したりせず。

もっと言えば、相手にある程度攻めさせ、

大きなパンチを引き出してのカウンターだったのでは?

繰り返しになるが、素人が言うのは簡単で(笑)

とにもかくにも、ドネア、まぁ、強い!

こうなると噴出するのが、

「全盛期のドネアには井上も勝てなかった」との意見。

直接対決の直後から出ていたし、

今回の闘いぶりで更に加熱するだろう。

でも、思うんだよね。

ドネアの全盛期って今じゃないの?

若い時のドネアは、今のドネアには勝てない。

で、もっと言うなら、

今のドネアの強さを引き出したのは井上尚弥じゃないか?

そう思うのはボクだけか?

当の本人たちはそんな議論などはどこ吹く風。

ドネアは試合後のリング上インタビューで言った。

「もう一度、イノウエと戦いたい。

 今日の試合に勝ちたかったのはそのためだ」

それを受けて井上も統一戦への意気込みをSNSで語った。

「ドネアの勝利こそがモチベーション」

強さを認め合う2人が互いへ送りあった熱いラブコールに、

鳥肌が立った。

再戦、観たい!!