大一番が迫ってきた。
中谷正義がラスベガスで闘うは、あのロマチェンコ。
世界最速で3階級を制覇し、
ボクシング史上最高傑作とも称された、あの、ロマ。
プロデビューが遅く戦績は16戦 14勝 (10KO) 2敗。
しかし、アマ時代の397戦で、わずかに1敗。
五輪での2つの金メダルも獲得した、あの、ロマ。
しかし、昨年、テオフィモ・ロペスに敗れ無冠に。
今回の中谷戦で戦線復帰を目論んでいる。
年齢による衰えや階級と体格のバランスなど、
敗戦の要因が挙げられているが、
それでも今回の対戦では圧倒的有利との下馬評。
確かに、ロマが中谷に勝って不思議はない。
ただ、ボクは、希望的予想を含めて思う。
中谷なら、あのロマに勝っても不思議じゃない。
ライト級でのロマは明らかにパワー不足。
さらに、ロペス戦を観る限りではスピードも落ちる。
異次元のパンチ力やスピードは無くとも、
中谷は最後まで動きの質が落ちず、
敵地でのダウンですら奮い立つガッツがある。
体格差を活かし、
多少ダーティーでも常に身体ごと押し込み、
しつこいくらいのボディとアッパーを打ち込めば、
必ずチャンスが訪れる、のでは。
ぜひとも勝ってほしい。