Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

喧騒の後に

大坂なおみウィンブルドンを欠場する。

同時に、東京五輪には出場との意向が伝えられた。

全仏の開催前に会見拒否を表明し、

初戦勝利後に実際に会見をボイコット。

罰金を科された後、

グランドスラム4大会主催者が声明を出し、

メディアへの対応義務を怠り続けた場合、

多額の罰金や今後のグランドスラム出場停止など、

より厳しい制裁を下すこともあると通告していた。

すると大坂は自身のSNSにメッセージを投稿。

全仏を辞退すると共に、

しばらくコートから離れることなどを明かした。

当時は蜂の巣をつついたように噴出した意見は、

その表現の仕方はどうあれ、

大半が「会見に応じるべき」だったし、

ボクも同様のことを書いた。

しかし、今回のウィンブルドン欠場については、

メディアの報道も、それに対する反応も、

驚くほどあっさりしているように思う。

全米と全豪を制した彼女にとって、

全仏と全英の制覇は大きな夢だったはず。

その2つを辞退したにも関わらず、

「格下」の大会である五輪出場を表明したことに、

彼女の決意を感じずにはいられず・・・。

これからしばらくコートを離れるつもり。

でも、時が来れば、選手やメディア、

ファンにとってより良い状況を作るための

方法を話し合いたい。

みんなが元気で安全であることを願っているわ。

みんなのことが大好きよ。またいつか会いましょう

引用元:テニスデイリー編集部

全仏を辞退した時の、

彼女のメッセージを読んだ時に感じた不安が、

より大きくなった。

今はただ、彼女が心の平穏を取り戻し、

一日も早くまたテニスを楽しめる日が来ることを、

願うばかりだ。