移住した頃からの知人であり、
ボランティア活動や仕事でも関わり合ってきた、
TNYMさんと打合せ。
秋のイベントに関連して協賛をお願いされた。
協賛はします。
だけど、こちらからもお願いがある、と。
「弊社の協賛に関する窓口は、
TNYMさんでないと困るんだよね」
「それは問題ありません。
ただ、なぜかをお訊きしても良いですか?」
「恩着せがましく何かを言うつもりは無いです。
でも、想いが共有できないのだけは辛いです」
「分かりました」
彼はそれで多くを理解できてしまう。
その嗅覚というか洞察力があってこそ、
今のポジションを揺るぎないものにしている。
「ボクを今まで以上に奴隷として使うためですね?」
そう言って笑う。
「そうだよ。分かってるじゃん」
ボクも笑って答えた。