通信が重要なのは分かる。
ただ、次世代モバイル通信「5G」を巡っての米中の覇権争いは、
「それにしても」の過熱ぶりで、
その重要性をより際立たせている。
ネットワークに接続するデバイスが急増するだろう5G時代には、
その首根っこを抑えることが情報戦での勝利につながるため、
両国共にこの覇権争いでの出遅れが、
国家安全保障の観点からも大きな脅威とダメージつながると考えている。
また、中国が広く普及する5Gを最初に開発した場合、
自動運転車などの新興技術の分野でも先行し、
アメリカは先端技術と頭脳の世界的中心地である、
シリコンバレーの地位を奪われることになる。
国家の安全保障と巨額の経済効果。
そして、世界に名だたるブランド力とその面目。
それだけのモノが掛かっているのだから、
争いが歯列を極めるのも当然か。
ボクとしては「速くて、便利になる」程度だが、
世界をその手に治めようとする人たちは、
いつの時代も凡人とはまったく違う視点で世界を観ていると知る。
実に恐ろしい。