約4時間。
恩師であり、
神奈川での事業における役員TRMTさんとの会談は、
夕方から夜まで続いた。
ことの発端は6月の役員会。
TRMTさんから出された質問というか意見にボクが反発。
後日、その姿勢が「乱暴だ」とのメールを頂いたが、
ボクも譲らず。
「直接会って」との申し出があり、今日の会談となった。
結果を言うと、ボクは言葉遣いなどに失礼があったならと詫たが、
問題となった部分については最後まで自分の立ち位置をブラさなかった。
「働く人たちの立場になって」
TRMTさんからは常々言われてきたし、ボクなりに配慮して来た。
だが、今回の問題に関してはそれとはあきらかに別で。
経営者の立場を利用して無理難題を強いたならまだしも。
さらには物理的・能力的に不可能な業務をお願いするでもなく。
これまでどおりの業務内容に本部機能を加えるため、
法人事務局へ異動してほしいとお願いをして来た。
年数を掛けて説明し、段階的な移行を促したが、
それでも聞き入れられなかった。
「当事者の一方からだけ話を訊いて、
役員会の場で批判めいた発言をされるのは、
それこそが乱暴だと思うのですが。
と言うか、たまには経営する人の立場になってみては?」
そう言うとTRMTさんはうつむいて苦笑いをした。
ボクとの関係性や役員としての立場を含め、
弱者を捨て置け無い性分を見抜かれ、
頼られるままに意見したのだと思う。
和解と呼ぶにはあまりにも後味の悪い幕切れとなった。