2020-02-07 朝がまた来る トイレのついでに部屋に戻り、窓を開けてタバコを吸う。 見上げると目の前の雲がほのかに明るく、 遠くの山々の稜線がうっすらと見える。 満月が近いのだろう。 明けた窓から部屋の暖気が外に流れ、 白く濁って空へと登るのが分かる。 天気予報では-20℃を下回るという。 やらなきゃならないことは、全部分かっている。 でも、今すべきなのは君を想うことだけだ。 そろそろ、夜が明ける。