今日は送別会。
以前、関わりのあった団体の職員が、
今年度末で移動となるため。
「面談していただいた時、
すごく怖い方なんだろうと思っていました」
当時の彼は卒業を控えた大学生で。
団体の運営委員であったボクが、
なぜか採用面接に駆り出され。
「緊張してたんだよ」
「緊張? 面接する側なのにですか?」
「だって、自分の会社でもないのに、
職員採用に関わるってかなりへンだろ?」
「あぁ。確かに」
その彼も20代後半になり、一昨年には結婚。
今夜は奥さん同伴で来てくれた。
ボクはすでにその団体の運営委員を降りているが、
わざわざ異動を知らせてくれたのがうれしい。
「正規採用を目指せと言って下さった意味が、
ここに来てようやく解りました」
春からは本州での勤務。
人間関係が変わり規模も大きくなる。
きっと不安なのだろうが、
持ち前の明るさでそのを覆い隠している。
「神奈川で仕事する時は知らせて下さい。
また飲みましょう」
別れ際、握手をした。
ありがとう。
いってらっしゃい。