GRAPEVINEのスタジオライブの余韻が冷めず、
この感動を誰かに伝えねばとの衝動が沸き起こる。
誰か、に? え・・・、誰に?
この時間に、つーか、この話題に付き合ってくれるのは、
KZKしかいないだろ(笑)!
「すっげぇ良かったよ」
「アーカイブをざっと観ましたけど、
『Core』のセッション、どんだけやってだ、これ(笑)」
それを皮切りにKZKとメッセージで音楽談義。
いつも以上に盛り上がったのは、良い音楽に触れたから。
「オレごときが言葉にすんのもはばかれるけど、
曲全体のイメージをきちんと共有してなきゃ、
こういう演奏にはならないよね。
曲の際立たせ方と、
それありきで自分の聴かせどころをおさえてる」
「テクニックの高低とかアレンジセンス以前の問題ですね。
色んなジャンルの曲に興味を持ってコピーしていない人は、
そのイメージを共有するのにけっこう時間がかかる」
「うんうん。演奏技術的なことを言えば、
GRAPEVINEのこの5人より上手い人たちは、かなりいる」
「はい。でも、演奏がうまい人たちに譜面渡して演奏させても、
この曲のこのグルーヴはそうそう生まれない。
メンバー同士が信じ合ってるって言うと照れくさいけど、
そういうの、あると思います」
かなりウイスキーを飲んだせいか、話が尽きない。
それは、アルコールによる酔い以上に、音楽に酔った証拠。
良い夜だった。