実家のそばの喫煙所はいつものように、
いや、いつにも増して込んでいた。
で、そこにいる人たちは、
以前と変わらず帰路へと向かう前のひとときを、
タバコをじっくりと味わっていつつ、
ゆっくりと過ごしてるように見えた。
今週中にはまた非常事態宣言が出されるというが、
もはや、去年のざわめきは微塵もない。
それを諦めと取るか、容認や慣れと取るかはさておき、
「日常」とはあらゆる物を飲み込んで、
自在に姿を変えて行くいう怪物であることだけは確か。
新型コロナはもちろんだが、
その怪物もかなり怖いなと思った。