国際オリンピック委員会の会長と、
オンラインビデオ通話を行ったとか、
北京の幼少年テニス大会の決勝戦開幕式に、
姿を見せたとか。
消息不明とされていたポン・シュアイ選手について、
「無事」を伝える報道が続いた。
でも、なんか、スッキリしない。
なぜIOCの会長とビデオ通話をしたのか?
それらの報道がなぜ中国の国営メディアだけなのか?
こうした報道について、
次のようにコメントしている。
「これだけでは彼女が自由なのか、
また強制されたり、外部からの干渉を受けたりせず、
自分の行動を自分で決められるのかは不明だ」
「私たちのそもそもの懸念は、
ポンさんに対する性暴力疑惑について検閲のない、
十全で透明性のある調査がなされるかどうかだ。
WTAの姿勢は、この動画では変わらない。
こちらの要求は明確で、
われわれと中国との関係は岐路を迎えている」
いくら中国と言えど、
ポン・シュアイ選手ほどの著名人に対し、
直接的な危害を加えたりはしまい。
むしろ、彼女が自身よりも大切にしている何かを、
キッチリと抑えているのだと思う。
そうした疑念がすべて晴れることはない。
それが中国という国なのだと思う。