遅ればせながら「スナック キズツキ」を観ている。
まず、原田知世さんがスナックの女店主との設定に、
けっこうな違和感を覚えた。
なので、かなり楽しみにしつつ録画予約したし、
だからこその一気鑑賞。
で、観て、また違和感。
レトロちっくな店内のしつらえや、
お酒を出さないスナックという設定はまだしも、
原田知世さんの口調が、けっこうな砕けっぷり。
お客さんにむかって「あんた」だの、
「ちょっと休んで行きなよ」だのと言い放ち。
挙げ句に、ギターをつま弾き、
アコーディオンを奏で、
ディスコやタップを踊る有様・・・。
でも、そういうちぐはぐさは、
けして不快ではなく。
毎日、何かしらモヤモヤ、イライラ、傷つく。
客人がそんな日常からほんの少し離れて、
迷い込んだ異空間とその住人としての原田さんは、
違和感を醸してこそなのだろう。