田中恒成選手が復活をかけてリングに上がった。
昨年、井岡一翔に敗れたものの、
3級階制覇を成し遂げている田中は、
再び世界への挑戦権を賭けて石田匠選手と闘った。
これまでの実績では圧倒的に田中。
スピードとパワーを併せ持った攻撃力は、
間違いなく世界レベル。
ただ、井岡には防御の甘さを突かれて敗れた。
石田については、
失礼ながら実績も名前も知らず。
ただ、2017年には世界挑戦も経験した実力派であり、
けしてカンタンな相手ではないとの前評判だった。
ボクの戦前予想では終盤に田中がKO。
しかし、結果的には僅差の判定で田中が勝利。
Youtubeで試合を観たが、
石田の健闘ぶりが目立ち、
田中が手こずっている印象が強かった。
なので、判定が2-1で分かれたのも納得だったし、
田中に対して辛辣な意見が多く出たのもうなずける。
ただ、今回の田中が、
今までと違うボクシングを試みていたように見えたし、
それは、井岡に敗れた試合あってこそなのだと思った。
彼がもっと強くなって、
そして石田選手ももっと強くなって、
今度は2人が世界王者を賭けて闘うのを、
楽しみにしている。
おつかれさまでした。