のんびりと走って、いつもの温泉へ。
連休だから混んでいるだろうと思ったが、
そこそこ空いていて快適。
サウナで蒸されながら、
さっき目撃した事故のことを考えていた。
現場はかなり急なヘアピンを抜けたあたり。
つまり、ボクの進行方向からはほぼブラインド。
そのコーナーに侵入する直前に、
けっこう大きな金属音を耳にしていた。
それはマフラーのアフターファイヤーでも、
車体やヘルメットに何かがぶつかった音でも、
もちろんクルマやバイクが事故をした時の音などではなく、
ボクのアタマの中で鳴ったように感じた。
なので、徐行までスピードを落としてシールドを開け、
あたりを見渡している状態で事故現場に差し掛かった。
信じていないとかじゃなく、
ボク自身は霊感とかシックスセンスとかを持っていない。
と思う。
でも、あの音は、
ボクに何かを知らせようとしていたように感じた。
気持ち良くサウナで蒸されながら、
不思議なことってあるんだなぁと思った。