「さっさと読み終えてくれよ」
TORさんから怒りのお電話。
村上春樹の新作をまだ開いてもいないボクに、
かなり苛立っておられる。
「慌ただしい感じで読みたくないんですよ」
「お前はいつだって慌ただしいじゃねぇか。
そんなこと言ってたら永遠に読めねぇだろ」
ま、確かにそうですね。
「オレが許可する。
仕事しなくていいから今すぐ読め」
「そんなご無体を」
「あぁ、早く読書感想会してぇ」
師匠はそう言うと電話を切った。
確かに、そろそろ読み始めたいなぁ。