失格、との処分はかなり疑問。
だが、加藤未唯選手のボールパーソンへの返球も、
これまたけっこう疑問。
テニスの4大大会「全仏オープン」の、
女子ダブルス3回戦での騒動は疑問しかなく、
いまだにモヤモヤする。
ことの発端は第2セットの第5ゲーム。
加藤選手がコート上にあるボールを、
相手側ボールパーソン(コート?)へ打ち返したところ、
ボールガールに直撃してしまった。
その行為に対し相手ペアが、
意図的な非スポーツマン行為だと抗議。
結果的に加藤・スーチャディのペアは失格となった。
その幕切れがとても残念なのは言うまでもないが、
ボールガールを直撃した加藤選手の返球に、
かなりもやもやする。
テニスをプレーしたことなくとも、
プロの試合を観ている方ならご存知かと思うが、
プレーヤーがボールパーソンに対して返球する場合、
大半はゆるい1〜3バンドだ。
ダイレクトでボールパーソンを直撃した返球は、
意図的と捉えられても言い訳のしようがないし、
すぐにボールパーソンへ謝罪をしなかったことも、
誤解を深めたと思う。
ダブルスで世界トップクラスのプレヤーとしては、
あまりに軽率だし不必要な行為だった。
で、それと同等に、
一時は警告を宣言しておきながら、
相手ペアの執拗な抗議よって失格となった流れにも、
もやもやする。
加藤選手がミックスダブルスで優勝をしたのは、
ほんとにうれしいし心から祝福したいが、
なんとも後味の悪い大会となったのが残念だ。