「ひとまず走ってみるか。
で、雨が降ったら引き返そう」
12時頃から天気予報を確認するも、
「晴れのち雨」で降水確率30%と、
なんとも微妙な内容で。
どうしたものかと思案していたが、
最終的にはMWさんの一声で決断。
目的地方面の空が晴れているのを心の支えに走り出し、
1時間ちょいで到着。
ゲートを越え、
道幅の狭いアップ・ダウンが続くエリアを抜けると、
チョボチナイ名物の嶺雲橋に出る。
緩やかにカーブする約400mの橋からは、
遠くに旭川市街を観ることができるとあって、
多くの人がクルマやバイクを停めて撮影をする。
ここは例年9月中旬〜10月中旬の約1ヶ月間しか開通せず、
知る人ぞ知る「幻の道道」であったが、
一気に秋の観光名所となったという。
ここはあくまでも公道なのだが、
ほぼ閉鎖されていることから、
業務車輌が通行することは稀。
さらに、停車や歩行する際にも路肩に寄るなど、
しっかりとマナーを守っており、
危険を感じることはなかった。
ただ、チョボチナイゲートから嶺雲橋までの区間は、
バイクで走る際にはけっこう注意が必要。
道幅の狭いアップ・ダウンが続く上に、
対向車もあるので頻繁にブレーキを使うのだが、
路肩が濡れていたり、落ち葉や砂がたまっていたりで、
けっこう怖い。
また、クルマ同士がすれ違う際に完全停車するケースが多く、
しっかり車間を取っていないとドキッとする。
「紅葉しているともっとキレイなんだけどね」
3年前から来ているというMWさんは、
ちょっと残念そうだったが、
初訪のICMRさんとボクは大満足。
景色と雑談を楽しみ、次の目的地へと向かった。