「結果的に雨には降られなかったね」
無事に帰還しての安着は、今年も焼肉。
「でも、帰り道の大半は路面が濡れてたから、
ホントに運が良かったんだわ」
焼肉に舌鼓を打ちながら、
ICMRさんとMWさんは強運に恵まれたとご満悦。
「3人とも今のバイクであと何回走れるかな?」
ふとMWさんがつぶやく。
「そんなさみしいこと言わないで下さいよ。
あんなに良いバイクを買ったばっかなのに」
抗議するボクにICMRさんが釘を刺す。
「バイクは増車したものの心配になるんだよ。
オレなんて今年は3回しか走ってないから」
MWさんが大きく頷いて言う。
「視力が下がってきたし、
反射神経も落ちてるからね」
安全確認を含めた運転技術が、
ボクより格段上のお2人が言うのだから、
いずれボクも同じ思いをするのだろう。
黙り込むボクにお2人が言う。
「でも。バイクを降りる気は無いから。
その時は小さいバイクでのんびり走ろうや」
どれだけ願おうとも、
いつかはバイクを降りる時が来る。
それは理解していながら、
この3人でずっと走っていたいと思うのだ。
※本日の走行距離は約150km