写真:ロイター
日本代表と韓国代表が激突。
1-2で日本が敗れた。
大学生も多いU-22の日本代表と、
そのチーム構成の違いや勝利時の特典などを含め、
両国のファンが戦前からヒート。
「アジア大会では優勝よりも若手育成が大切」と、
日本のファンが言えば、
「闘う前に敗けた時の言い訳を用意している」と、
韓国のファンが応戦。
その議論に限って言うならば、
韓国のファンの主張が正しいとボクは思う。
すべての試合において、
勝敗よりも育成が優先されるなんて、
あって良いわけがなく。
たとえ自分たちが大学生を含むチームで、
対戦相手がオーバーエイジ枠をフル活用していようとも、
ひとたびピッチに立てばまったく関係ないし、
ましてや、それが勝敗の理由になってはならない。
日本代表は先制点を奪うも、
徐々に韓国代表の圧力に押し込まれて逆転を許した。
韓国代表の鬼気迫るハイプレスを受け、
日本代表は消極的なバックパスや横パスを多用。
得点を奪う、または、相手の得点を阻むためではなく、
相手からのプレッシャーから逃れるためだけのプレーは、
観ていて怒りよりも悲しさを感じた。
「日本代表のユニホームに袖を通してる以上は、
プライドと責任を持って戦うことが必要。
年齢は理由にできない」
中継の解説を務めていた元日本代表の福田正博は、
何度もそう言っていたし、その通りだと思った。
この敗戦の悔しさをバネに、
今回選出された日本代表のメンバーが、
強くたくましくなってくれることを、心から願う。