写真:AP
日本代表に大きなケガなく、
しかも勝ち切ったことがうれしい。
アジア大会の男子サッカー準々決勝で、
2-1と競り勝った。
北朝鮮は序盤から殺気立っていた。
「激しい」ではなく、「危険なプレー」を連発。
決勝点もPKによるものだった。
後半27分の飲水タイムでは日本のスタッフに対し、
北朝鮮の選手が拳を振り上げるそぶりを見せ、
試合終了後にはレフェリーを威嚇するように詰め寄るなど、
愚行の限りを尽くした。
ファールも辞さないプレーで迫る相手に対して、
以前の日本代表は少なからず苦手意識を持っていたし、
それに付け込まれることも少なくなかった。
しかし、今の日本代表は、
そうした相手をかわしながら勝ち切る巧さと、
逞しさを併せ持っている。
「どんな手を使ってでも勝つ」
そう思って襲いかかる相手をも打ち負かしたU-22代表を、
心強く、誇らしく思う。
ぜひ、優勝してほしい。