映画「誰よりも狙われた男」を観た。
フィリップ・シーモア・ホフマンが主演。
すごい俳優さんだと思いながら、
彼を認識して観た作品は2本だけだと気づいて、
Youtubeのプレシディオチャンネルの無料配信を観た。
フィリップ・シーモア・ホフマンの初認識は、
ミッション・インポッシブル3。
その次がカポーティ。
MI3では悪役の親玉。
ポッチャリ体型で優しげな笑顔とは裏腹に冷徹で残酷。
ニッコリ笑う姿が恐怖で、印象的だった。
で、カポーティーでの怪演ぶりは言わずもがな。
もうホラーの領域。
ぜんぜんホラー映画じゃないのに、
怖くて観られない作品の一つになった。
その2本に比べると本作はとても地味。
CGや派手はアクションは皆無で、
彼が主演じゃなきゃ最後まで観なかっただろうと思うほど、
淡々と物語が進む。
だが、その地味さがむしろリアリティとなって、
どんどん緊張感が増して目が離せなくなる作品。
脚本と俳優のチカラだなぁと感心させられると同時に、
もう彼の新作が観られないのが惜しまれる。
ご覧になっていない方はぜひ。