ISMさんとWKNGさんの3人で飲んだ。
今日は道内同業者とそのビジネスパートナーとの新年会があり、
その後、勉強会の新年総会と懇親会があり。
なかなかにハードではあるが、
ISMさんから「逃げるなよ」と釘を刺されていた。
WKNGさんはボクらのビジネスパートナーであるメーカー販社の、
数年前の北海道支社長であり、現在は本社の役員。
北海道時代はちょうどコロナの感染拡大と重なり、
歴代の支社長のようには動けなかったのが悔しいと、
送別会の席で何度も繰り返していた。
「ほとんどお会いできなかった、
コロナで大変な時期だったのに、
勉強会のみなさんが温かく送り出して下さって。
そのことも含めて北海道は特別な場所」
今回の新年会にも無理を押して参加したという。
「WKNGさん、次は社長になるんでしょ?
だから、ほら、ゴマすっておかないと」
ISMさんが茶化す。
何度か飲んだからといって特別扱いなどないのは、
互いに分かっている。
それでもISMさんが歴代の北海道支社長を大切にするのは、
自らの商売に欠かせないパートナーと認めているからだし、
自分がやれていないことをやっている人への敬意と好奇でもある。
そして、それこそが、
営業職におけるもっとも大切なスキルなんだなと、
ISMさんを見ていて感心する。
でも、そんなことは口には出さず。
経営論や人生観についた白熱するお2人に相槌を打つ。
「さぁ、次は生演奏のカラオケだ!」
いやいや。
さすがにもう無理ですって。
弱音を吐きながら次の店に歩き出していた。