今日は札幌で業界の新年会。
道内の同業者とそのビジネスパートナーが一堂に会し、
賑々しく新春を祝う。
50になった頃からボクがその担当となり、
締めのあいさつを任されている。
冒頭と乾杯では重鎮お二人が中身のある話をして下さるので、
ボクは同業各社のみなさまと、
ビジネスパートナーへのお礼に徹することにしている。
特に今年は元旦から大きな震災や事故や事件が起こったので、
こうしてみなさまとお会いできることに、
いつも以上に感謝していると話した。
平時においてはあまり意識しないが、
ひとたび災害などが起きれば、
互いが支え合える関係にこそ価値があると痛感するし、
この会はそういう関係性の象徴的な存在だ、と。
「だからこそのお願いでございますが、
発足当時から変更することがなかった年会費を、
ほんの少しだけ値上げさせて下さい。
昨今の物価高でもう首が回りません」
そう言うと、会場の笑いに混じってヤジが飛んだ。
勉強会の仲間である社長たちだ。
「異議あり! ゼッタイ反対!」
それでさらに会場の笑い声が大きくなる。
「いま反対した方は私の権限において退会して頂きます。
ま、居ても居なくても問題ないヤツらですから、
残った仲間で楽しくやりましょう」
閉会後、会場を出る際に、
ビジネスパートナーであるメーカー販社の社長が、
握手して下さった。
「ハラハラしましたが、すごく楽しかったです」
そう言って頂けるとふざけた甲斐がありました。
うれしいです。
ありがとうございました。