受動喫煙による被害が声高に叫ばれている。
その剣先の鋭さは増すばかりで、
副流煙のみならず喫煙直後に残留するという有害物質から、
匂いによる不快感までがその対象となっている。
加熱式とはいえ喫煙者としては非常に肩身が狭いが、
匂いが気になることについてはとても良く理解できる。
というのも、ボクは化学物質過敏症っぽいからだ。
パーマ液や除光液はもちろん、
香りの強い化粧品や香水や洗剤や柔軟剤でも、
頭痛やくしゃみや鼻水などの症状が出る。
先日、普段使いのボディバッグをヤフオクで購入。
商品状態も良好でとても気に入っているのだが、
商品に強く残る消臭剤の匂いにはまいった。
部屋に置いているだけで鼻水が出て、
頭がクラクラするほどで。
まず風呂場でゴシゴシ洗ったがまったく効果なく、
その後、洗濯機で90分の水洗いをして、
ようやく匂いが和らいだ程度に。
出品者の方は説明に非喫煙者だと書かれていた。
その真偽は定かではないが、
匂いに敏感な方が増えていることを、
ひょんなことから実感させられた。
かといってボクは「香害」を声高に訴えないし、
喫煙家を許してほしいわけでもない。
実害が無いとは言えないけれども、
症状が出るものと出ないものがあり、
個人の好き嫌いが占める部分が大きいと思うからだ。
ただ、健康被害を根拠に喫煙者を攻撃する方々には、
香害についても等しく取り扱ってほしいなぁと、
思ってしまうのです。
なんと言っても今は、
多様化する価値観を公平公正に受け容れることが、
肝要な時代ですから(笑)