Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

ある意味、素直なおっさん

写真:内閣府地方創生推進室

川勝平太さんが静岡県知事を辞任するという。

 

4月1日に行われた、

静岡県の新規採用職員に対する訓示で、

職業差別とも思われる発言をし、

またも炎上、批判の的となっていた。

 

ご本人は「切り取りだ」と主張されていたが、

全文をざっと読む限り、

ぜんぜん切り取られていないのが笑える。

 

ただ、贔屓目全開の解釈すると、

伝えたかったことはなんとなくわかる。

 

「県職員の職務は、

 知性を高め企画力を磨き、

 あらゆる産業とそれに関わるみなさんを支援し、

 地域と国家の発展に貢献すのるが使命」

 

そんな受け取めが、かろうじて可能かな。

 

でも、あの言葉ではその想いを伝えられないし、

むしろ差別的と捉えられるのではないかと、

推測できないセンスの無さが、

これまでも今回も批判につながっているように思う。

 

「言葉が足りません。これでは誤解されます」

 

そう助言してくれる側近はいなかったのか?

それともご本人が助言など不要と、

受け入れなかったのか?

ま、川勝さんの経歴とこの顛末を見る限り、

両方だろうなと思えてしまう(笑)

 

ボクは静岡県民ではないので、

川勝さんのリニア反対については支持も批判もない。

 

知事である以上、県民の安全安心を最優先するのが使命。

 

今までさまざまな批判にさらされながらも、

15年に渡って知事を務められたのは、

その使命を果たし支持を得ていたからと言える。

 

だからかどうかは知らないが、

ボクはこのお方に傲慢さを感じてしまう。

 

自身の発言には深い意味が込められており、

その行間を読めない凡人や反勢力の輩が、

上っ面の言葉で揚げ足を取って大騒ぎしているだけだ。

だって、実際にオレは今まで常に超優秀だったし、

選挙でも勝って知事の座に就いている。

 

これまでも今回も、

そんな程度にしか感じていないだろうなと思ってしまう。

 

「言葉遣いはとても大切です」

 

川勝さんは新規採用職員に対する訓示で、

そう述べたという。

そして、その2日後には、

「私の不十分な言葉遣いによって人の心に傷をつけた」と、

不適切発言も辞任の理由の一つと認めた。

 

最後なんだから、

いつものように本音を言えば良かったのに(笑)