タイヤ交換が思いの外すぐに終わったので、
洗車機でクルマを洗ってスーパーで買物をして、
ネトフリで「マインドハンター」を観た。
先日ネトフリで観た「ザ・キラー」が、
ちょっと期待外れだったので、
ボクの中でのフィンチャーの名誉挽回のため、
彼が手掛けた連続ドラマを観ることに。
うんうん。
これはおもしろい。
4話まで観ただけだが、
派手なアクションシーンも猟奇的なグロシーンも、
ドラマティックな逮捕劇も、今のところは皆無。
本作は1970年代初頭のFBIで2人の捜査官が、
プロファイリングの手法を犯罪学として、
本格的に確立させていく過程が描かれている。
いたって淡々と会話劇が進むのだが、
その静けさの中で蠢く狂気が、
ひたひたと迫ってくるのが分かる。
まるで競い合うかのような過激な描写が、
アメリカで制作されるこのジャンルの常。
最近はその手法ばかりが際立ってしまい、
本質的な恐怖やスリルからは、
遠ざかっているようにさえ思える。
そうした作品に食傷気味な方には、
ぴったりの作品だと思う。