2018-10-15 手紙 少し前に飲んだ札幌のお店から手紙が届いた。 来店へのありきたりなお礼だけで無く、 交わした会話とそのフォローもされており、 けしてキレイな字では無いその手紙を、 ゴミ箱へ入れることができなかった。 差出人は老人じゃないしヒゲも生えてない、 とても小柄で華奢でやたらと酒に詳しい女性だった。 彼女は音もなくテーブルに近寄り、 まるでそこにもともとあったかのようにグラスを置いた。 ニッカのウイスキーは好きだ。 だからあの店へ行った。 今度は彼女に逢いに行こうと思う。