知人からのメッセージを受けて畑へ。
「どうです? けっこう実がついてるでしょ?」
うんうん。スゴい。
「5月の猛暑で一気に大きくなって、
今月に入って赤くなったんですよ」
地元でさくらんぼが作れないか?
そう考えて一緒に東北へ視察に行ったのが7年前。
その翌年に植えた木がもう3m近くになった。
「すごく冷えるこの場所でこれだけ実がつくんだから、
町中ならもっとラクですよ」
野菜においてはすでその名をに知られているが、
果物は今ひとつ。
果樹は実をつけるまで5年ほど掛かると言われる。
その期間がネックになるのは承知の上だが、
作物の多様性と賑わいづくりにもつながると思う。
「あとはどれだけ広げられるかですね」
7年前に描いた想いが今、赤く色づき始めた。