そう言えば。
先日、神奈川から北海道へ戻る飛行機でのこと。
少し早めに着いた羽田のカウンターで、
クラスJのシートが空いていないか尋ねた。
「通路側のお席でよろしければ」
女性スタッフに進められる通りに相槌を打っていると、
彼女の動きが突然止まった。
「あ、たった今、窓側のお席が空きました。
いかがなさいますか?」
「あ、じゃあ窓側で」
支払いが終わると彼女がレシートを手渡して言った。
「1Aですので、ゆったりとお過ごしいただけます」
ほ〜。そうなんだ?
その程度にしか思わず飛行機に乗り込むと、最前列。
あれ? これってクラスJじゃなくて、
ファーストクラスぢゃね?
レシートを何度も見て、それでも不安でCAに確認。
「こちらで間違いございません」
にこやかに言われるも、ビビるボク。
1A。
それはクラスJの最前列だと思っていた。
シートはしっかりと身体をホールドし、足元も広く。
とても快適なのだけど、どこか居心地が悪く。
貧乏人が変に贅沢しようとしたバチがあったんじゃないか?
いや、これは単なる前兆で、
帰り道でホントのバチが当たるんじゃないか?
そんなことを思いながらも、
のんびりと機内での時間を楽しんだボクなのでした。