まずお詫びから。
『森の賢者』と呼ばれるオラウータンにしてみれば、
迷惑千万と知りつつも、お顔の造形が似てるなぁと。
けして中身までとは思っておりませぬ。
で、本題。
これまでもさまざまな問題発言を繰り返してきたあの方が、
またやってくれました。
日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議会での発言が、
国内外のメディアで取り上げられている。
「女性がたくさん入っている理事会の会議は、
時間がかかります」
「女性っていうのは競争意識が強い。
誰か1人が手をあげて言うと、
自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。
それでみんな発言されるんです」
総理在任中の2000年の総選挙に際しては、
無党派に対して「寝てしまってくれればいいい」と言った。
「子どもを一人もつくらない女性が、自由を楽しんで、
年取って税金で面倒見なさいちゅうのはおかしい」とか。
「あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね」とか、
「日本はアウェーで韓国に勝ったことがない」とも。
そして付いたあだ名が「失言大魔王」(笑)
でも、この人の場合は失言よりも放言が合っている。
ただ、これだけの放言を繰り返しても未だ健在なのは、
それだけのチカラがあるからだよね。
特に五輪をはじめとするスポーツ関連の国際大会においては、
他の追随を許さぬ人脈とキャリアを持っているからだろうし、
それにぶら下がり甘い汁を吸える人が多くいるからこそ。
「辞めろ」だの「老害」だのと口にするのは簡単だが、
事はそれほど簡単では無いだろう。
たとえ「賢者」と呼ぶにはほど遠くとも。