Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

読めない人

まずお詫びから。

『森の賢者』と呼ばれるオラウータンにしてみれば、

迷惑千万と知りつつも、お顔の造形が似てるなぁと。

けして中身までとは思っておりませぬ。

で、本題。

これまでもさまざまな問題発言を繰り返してきたあの方が、

またやってくれました。

東京五輪パラリンピック大会組織委員会森喜朗会長の、

日本オリンピック委員会JOC)臨時評議会での発言が、

国内外のメディアで取り上げられている。

「女性がたくさん入っている理事会の会議は、

 時間がかかります」

「女性っていうのは競争意識が強い。

 誰か1人が手をあげて言うと、

 自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。

 それでみんな発言されるんです」

総理在任中の2000年の総選挙に際しては、

無党派に対して「寝てしまってくれればいいい」と言った。

その他にも「日本は天皇を中心とする神の国である」とか、

子どもを一人もつくらない女性が、自由を楽しんで、

 年取って税金で面倒見なさいちゅうのはおかしい」とか。

アスリート関連ではソチ五輪代表だった浅田真央選手に、

「あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね」とか、

当時セリエA・ローマに所属していたの中田英寿と会食中に、

「日本はアウェーで韓国に勝ったことがない」とも。

そして付いたあだ名が「失言大魔王」(笑)

でも、この人の場合は失言よりも放言が合っている。

ただ、これだけの放言を繰り返しても未だ健在なのは、

それだけのチカラがあるからだよね。

特に五輪をはじめとするスポーツ関連の国際大会においては、

他の追随を許さぬ人脈とキャリアを持っているからだろうし、

それにぶら下がり甘い汁を吸える人が多くいるからこそ。 

「辞めろ」だの「老害」だのと口にするのは簡単だが、

事はそれほど簡単では無いだろう。

たとえ「賢者」と呼ぶにはほど遠くとも。