責任ってなんだろう?
ファイターズの中田選手の球場内での同僚への暴行と、
それが起因しての電撃トレード。
それらに対して飛び交うさまざまな意見を眺めていて、
かなりひどい胸焼けがした。
中田は責められて然るべき。
経緯も理由も関係無く非があり言い逃れはできない。
だが、栗山監督や球団に対しての責任追及には、
強い「?」を感じる。
いわゆる一般的な社会人よりも、
模範的な言動が求められるのは分かる。
その意味において中田は、
ファイターズで「無期限謹慎」の処分を受け、
それが解除される前に無償放出された。
それって「極刑」レベルの処分だとボクは捉えている。
本人をはじめ球団も監督も会見をしなかったことで、
「無責任」との意見が噴出したのだろうが、
それこそ無責任だなって思う(笑)
ましてや、中田は32歳の大人。
その振る舞いに対してまわりの責任を問うってどうなのか?
これが高校野球なら、まだしも、だけど。
責任との言葉には誰もが敏感に反応する。
なので、かなり安易に使われている。
その大安売りの結果、責任を問う側も問われる側も、
本質を見失ってはいないかと思う。
浅学菲才なボクには「責任」を規定するのはかなり難しく、
もっと言うなら、本当の意味での責任なんて、
誰にも取れないのではとさえ思う。
そして、責任を問う側にすら、
責任が発生することを忘れちゃいけないと、
自戒の念を込めて思う。
ファイターズファンとしてはただただ残念。
腹立たしくもあるし、悲しくもあるし、寂しくもある。