矢吹正道と寺地拳四朗が再び激突。
挑戦者の寺地が3回KOで王座に返り咲いた。
両者は昨年9月に対戦。
王者だった寺地は9度目の防衛を目指したが、
試合直前に新型コロナウイルスに感染。
その影響があってか矢吹に10RでTKO負け。
終盤は死闘とも言える打ち合いとなり、
昨年度の年間最高試合に選ばれたが、
前盤での判定結果や矢吹のバッティングなどで、
web上では批判が噴出。
寺地陣営からもJBCへ正式に質問状が出され、
WBCも試合の結果と内容をふまえ、
異例のダイレクトリマッチを指示。
今回の試合が実現した。
前の試合の時にも書いたが、
ボクは矢吹の勝利に違和感を持たなかった。
https://spiral-world.goat.me/EQUOgnYOd2
1〜4Rまでは矢吹が取っていたと思うし、
終盤、矢吹がバッティング気味に飛び込むシーンは、
確かにあったものの、それを故意と断定し、
さらには寺地の敗戦理由に結びつけようとは、
微塵も思えなかった。
今回はそんなモヤモヤしたところはほぼ無く。
寺地が圧倒的なKO勝ちで力を証明した。
少年のような笑顔で王座奪還を喜ぶ寺地も、もう30歳。
だが、彼は、まだ強くなれることを自ら証明した。
おめでとうございます。