さぞ悔しいことだろう。
才能あるボクサーの悲運に心が痛んだ。
この試合はノニト・ドネアとエマヌエル・ロドリゲスが、
空位となっていた同級王座を掛けて争うはずだった。
だが、ドネアのコロナ感染が判明。
試合は中止されると報道された。
同級1位のドネアと4位のロドリゲスは、
共に井上尚弥との対戦経験者。
結果として2人とも敗れているが、
ドネアはあと一歩まで井上を追い詰めたし、
ロドリゲスも序盤では良い動きを見せており、
印象に強く残っているボクサーだ。
そもそもこの試合、
当時のWBC王者のウーバーリにドネアが挑む予定だった。
だが、ウーバーリの新型コロナ感染によって中止となり、
ドネアとロドリゲスの対戦が決まったとの経緯がある。
さらに、ロドリゲスは以昨年も大きな試合が流れている。
対戦相手のネリ(!)が前日計量で体重オーバーし、
試合自体が中止となった。
井上尚弥には敗れたものの、
ロドリゲスを高く評価するボクシングファンは少なくない。
試合が中止となった経緯は違えど、
彼に降り掛かった悲運には同情を禁じ得ない。
タイミングはどうあれ彼に同等のチャンスが与えられますように。