金融機関での手続きに必要な書類があり隣町へ。
書類の申請と受取は簡単・スピーディだったが、
終わったのが午後の中途半端な時間帯。
なので、近くの映画館の上映スケジュールを確認すると、
気になっていた「PLAN75」がやっている。
先日通販で買ったもののサイズが大きく、
交換してもらおうと思っていたチノパンは、
常に車に乗せていたので、
通り道にあるユニクロに寄って、準備万端。
入ってすぐに予告編が流れるタイミングの良さ。
大したことじゃないけど、うれしくなる。
「ドライブ・マイ・カー」「シン・ウルトラマン」に続き、
ぜひとも観なければと思った邦画。
以前映画館で観た予告編から予想はしていたが、
それを超える濃厚な質量だった。
架空の世界の話でありながら、
高齢者の生き死にを取り巻く状況は至ってリアル。
倍賞千恵子さんの淡々とした熱演が、
生々しさをより際立たせていた。
ユニクロでチノパンを受取って、
約1時間クルマを走らせ、
自宅に着いてからもずっと、
この映画、というか、オフクロのことを想った。
そういう作品です。
ご覧になられていない方は、ぜひ。