今日は道内同行者の女性社長の誕生日。
なので、メッセージを送った。
「ありがとうございます。
50歳になってからのこの1年が、
あまりに早くて驚いてます」
世代はちょっと違うが、
同じようなタイミングで社長となり、
同じようなジレンマを抱えて来た。
ある時期、同じ勉強会に所属していたが、
彼女は5年ほど前に退会し、
業者会も欠席が目立つようになったので、
コロナが蔓延し始めた頃に夕食にお誘いした。
その席で彼女は、
体調不良が長期化し、
自分の進退を含めた経営のあり方や、
今後の人生について悩んでいたと話してくれた。
「独身で跡を継がせる子どももいませんし、
社員の誰かに任せるのも酷かなと」
そんな深刻な悩みを打ち明けてくれたのは、
彼女とボクの父親同士が、
とても仲が良かったことに起因する。
2人は夫婦一緒に海外旅行をするほどで、
ボクが社長になった時や、
義父が亡くなった時にはとてもお世話になった。
そして、彼女を後継者に据えた時には、
「何かあったら力になってやってくれ」と、
頼まれていた。
「とは言え、ボクごときが、
何かお手伝いできるわけじゃないですし、
余計なお世話なんだろうと思いつつ」
「いえいえ。
あの頃お話させて頂けて、救われました」
今は体調も落ち着き、
業者会や会合にも顔を出す余裕ができたと言う。
「近いうちにお祝いさせて下さい」
「ありがとうございます。
楽しみにしてます」