写真:AP
アスレチックスの藤浪晋太郎投手の投球が、
徐々に安定してきたようだ。
中継ぎでの短いイニングでの起用が多いが、
四球も失点も減った。
ストレートは160㎞前後でキレと伸びがあり、
奪三振も増えて勝ち星にも恵まれてきた。
全盛期の頃に、とまでは言えずとも、
最悪の状態からは脱したと言って良いだろう。
先発と中継とクローザーで、
マウンドに立つ状況と役割は変われど、
打者を討ち取るという投手の使命は変わらないし、
藤浪はその使命を果たせる選手だ。
29歳。
野球選手としては若いとは言えないが、
新しい環境で力を発揮するには、
良い年齢なのかもしれない。
才能に恵まれながらも、
埋もれていく選手は少なくないが、
彼にその力にふさわしい活躍をしてほしい。