「今年もよろしくお願いいたします」
イケメン鍼灸師は、
いつも通りさわやかにあいさつし、
いつも通り念入りに鍼とお灸をしてくれた。
その流れで冬の北海道の話題となった際に、
彼がポツリと言った。
「まだ北海道へ行ったことがないので、
彼女といつか旅行できたらと」
「それはうれしい。
ボクが暮らしてるエリアにも来られるなら、
お邪魔しない程度にご案内しますよ」
そう言うと彼はホントにうれしそうに笑った。
「ありがとうございます。
ぜひお願いします」
本気度は測りようもないが、
こういうそつない受け答えができるのは、
すごいなぁと思う。
今回もしっかりほぐされ、
さらにうれしい気持ちになれた。
ありがとうございました。