不倫
女性用風俗
ワーキング・プア
中絶
人工授精
代理母出産
ドラマ「燕は戻ってこない」は、
さまざまな問題に苦しむ女性と、
他者を傷つけてしまう人々を描いている。
そういう人たちの誰かを美化も擁護もせず、
むしろエゴ丸出しで持論を振りかざす姿が生々しく、
観るのが辛くなる作品だった。
最終的には主な出演者の誰にも共感できないという、
地獄絵図の様相を呈していたが、
妊娠から出産に至る過程で、
主人公の心境に変化らしきものが見えはじめ。
ただ、それも、母性の芽生えではなく、
自分の人生に対する責任を自覚する感じかなぁ。
ストーリー展開に無理を感じる部分もあったが、
人間の見応え満載であることに変わりない。
以前も書いたが、
NHKの意欲を感じるドラマだった。
もう一度観ようとは思わないけど(笑)