ドラマ「燕は戻ってこない」は、
登場人物の5%が死んでほしいヤツ、
70%がイヤなヤツ、15%がバカなヤツ、
残りの10%はエキストラという、
ほぼ絶望で埋め尽くされた作品だ。
これ、マジで。
5%を代表するのは、
この御三方のクソっぷりはほんとにスゴくて、
ドラマと解っていながら、軽く殺意が芽生える。
なかでもゴローちゃんの天然無自覚なゲスさは、
ムカつきを超えて痛快ですらあり、
「十三人の刺客」での怪演ぶりを思い出した。
北海道から上京するも、
夢を見るどころか、
明日のあてもない毎日に疲れる女性を、
石橋静河さんが見事に演じられている。
テーマとしてはかなりヘヴィだが、
NHKの意欲を感じるドラマだ。
最後まで録画はするけど、
内容を真剣に直視できるか不安だ(笑)