営業会議後にOKMTさんと定例会。
話題はOKMTの先輩であり、
ボクの知人でもある方の異動について。
メーカー販社の社員として活躍され、
弊社はもちろん、
全道各地の同業者がお世話になった方だ。
「人事に係る情報は、
ボクら下っ端にはまったく下りてこないんですよ」
同じ営業所の先輩でもあった方の、
ちょっと謎めいた異動に、
OKMTさんは落ち着かない様子。
コンプライアンス遵守を徹底している企業なので、
当然と言えば当然。
むしろ、ボクがその人事の理由を無理やり探り、
知ったところで、なんの意味もない。
「ただ、知人というか、
すごくお世話になった方なので、
気になってしまうんだよね」
情報を持っていないことを詫びるOKMTさんに、
逆にボクが詫びる。
「彼や彼のご家族の健康などの理由以外なら、
どんなことであっても良いのだけどね」
「ほんと、そのとおりです。
こうやってモヤモヤする以外に、
何もできないのが辛いです」
かつてないほど静かで、
酔えない夜だった。