制度には疑問を感じつつ、
それでもドラフトの時期はドキドキする。
今年の目玉は夏の甲子園で活躍した選手たち。
藤原恭大(大阪桐蔭)を3球団が1位指名。
この3人で11球団を独占した。
そんな中、我らがファイターズは根尾を外すも、
甲子園準Vで日本を沸かせた金足農業の吉田輝星を指名。
2位では花咲徳栄の野村佑希、
いわゆる「超高校級」をズラリと並べた。
そして、6位では成田の強肩強打の捕手、田宮裕涼を指名。
甲子園出場は無いが関東屈指と評価されている。
また、3位で指名した日本通運の生田目翼は、
小柄ながら150km超えのストレートが魅力の右腕。
7位で指名した星槎道都大の福田俊は、
宮西を思わせる左腕スリークォーター。
将来性豊かな高校生を多く指名したのは、
育成力に自信を持つファイターズらしい。
さらに、社会人、大学生の実力派投手もしっかり確保し、
今回のドラフトでも巧者ぶりを発揮したと言える。
毎年のように主力選手が流出するも、
積極的に若手を起用し健闘する。
そうしたチームのコンセプトが、
いっそう色濃く反映された今年のドラフト。
来季以降が今から楽しみだ。