ラルフ・ブリッツ氏が撮影した、
「ゴラムスネークヘッド」に見とれた。
ナショナル・ジオグラフィックによると、
これはインド南部の地下水に生息するライギョに似た魚で、
新たな「科」に分類されたという。
新しい科の通称は「ドラゴンスネークヘッド」。
最も近縁なライギョのグループから、
1億年以上前に枝分かれした「生きた化石」の一種らしい。
発見のきっかけは2018年初頭。
インドのある人物が自宅裏庭の井戸で捕まえた奇妙な魚を撮影し、
SNS上に投稿。
それを研究者が目にしたことだった。
その後の調査と研究により発見された2匹の魚、
通称「ゴラムスネークヘッド」と「マハバリスネークヘッド」が、
新しい「科」であることが判明した。
科ってことは・・・?
種、属の上に位置するカテゴリー?
理系オンチのボクにはおぼろげにしか分からないけど(笑)、
ともかく、魚類で新しい科ができるのは非常に珍しいという。
この魚が生息するインド南部の西ガーツ山脈は、
生物多様性で知られるエリアであり、
これまでにも地下に棲む魚が10種発見されている。
彼らは1億年以上前から生き続けていたのだから、
これまでにも地元の人たちは何度も目にしていたはず。
それが、学術的興味を持った人間の目に触れ、
研究されたことで「世界的著名」な魚となった。
暗い地下水系で永らくひっそりと暮らしていた彼らは、
急にあてられた眩いスポットライトに、何を思うのか?