井岡選手のイレズミについて私感を。
日本人対決を制して2度目の防衛を果たした。
戦前予想では若く才能に溢れた挑戦者が有利とされたが、
終わってみれば圧倒してのKO勝ちで、
円熟味を増した王者の評価はうなぎのぼり。
最新版PFPでもトップ10入りを果たした。
一方で日本ボクシングコミッション(JBC)は、
彼のイレズミを問題視し、処分の有無を諮ることに。
それに対してwebを中心に賛否両論が入り混じっている。
個人的にはイレズミをしている人を否定しない。
温泉や銭湯で一緒になってもまったく不快ではない。
同様に、イレズミに恐怖や嫌悪感を覚える人がいるのも、
充分に理解できる。
この問題でモヤモヤするのはまさにそこ。
イレズミを「悪」とは思わないし、
イレズミを「悪」と思う人を「悪」とも思えない。
大晦日の試合を観れば分かるように、
井岡は素晴らしいボクサーだ。
これまでも反則などせず、常にクリーンに闘い、
試合前も試合後も挑戦者に紳士的に対応をしている。
それがイレズミだけで無に帰するとしたら、
あまりに酷だ。
ただ、所属する団体にルールがある以上は、
それを守るべきだとも思う。