Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

論争に私感 #2

ファミリーマートが展開するオリジナルブランドの名称に、

女子高生たちが異論を唱えたところ、大炎上。

一般人はもちろん各界の著名人も多数コメントしている。

それを眺めて思う。

賛否のどちらも過剰反応なんじゃないかなぁ、と。

多くの女性が性的役割分担の固定化に、

理不尽さや嫌悪を感じるだろうことは理解できるし、

女子高校生が自分たちの将来像を描いて、

想像する不安や居心地の悪さみたいなものを、

少しでも解消したいと願い、問題提起するのは良いことだ。

そもそも「平等」や「公平」などは社会的に担保されるべきだし、

日本でも以前に比べれば意識は高まっていると思う。

その一方で、「不平等」や「不公平」を感じる人の割合って、

昔より高くなっているのでは、とさえ思う。

何をもって「平等」「公平」とするかの線引は、

立ち位置を変えると「不平等」や「不公平」に直結したりするので、

かなりやっかいなテーマだし、

議論は否応なしにヒートしてしまう。

事実、ファミマに対して異論を唱えた女子高校生らには、

かなり辛辣な批判が多数あり。

対して「女子高校生という弱者に」との意見もあるが、

「平等」「公平」を謳う以上、

年齢や性別や職業で擁護すること自体、

「不平等」や「不公平」ではと批判返しがあり・・・。

誰も巻き上がった炎を消す術を見つけられずにいるように思う。

で、ふと思う。

この問題提起が女子高校生を中心とした団体ではなく、

男子高校生が中心だったらどんな反応になったのか?

とても興味が湧くのだ。