マービン・ハグラーが亡くなられた。
シューガー・レイ・レナード
そして、マービン・ハグラー。
それぞれが歴史に名を刻むチャンピオンであり、
4人がミドル級で繰り広げた激闘は、
80年代のボクシング人気を牽引した。
レナードは「スーパーエキスプレス」。
デュランは「石の拳」。
ハーンズは「ヒットマン」。
ファンたちは愛情と敬意と畏怖の念を込めて、
猛者たちの特徴を捉えた愛称を与えた。
強固にして、しなやか。繊細にして、大胆。
攻守のバランスに優れ、
また、左右どちらの構えでも高い戦闘力を発揮することから、
ハグラーは「マーベラス(脅威的な)」と呼ばれた。
鍛え上げられた筋骨は戦士の彫刻のように美しく、
スキンヘッドは無尽蔵の闘志とタフネスの象徴だった。
レナードとの対戦で微妙な判定によって破れると、引退。
3人のライバルはもちろん、
名を馳せた王者の多くが引退後に復帰するも、
彼は2度とリングに戻ることはなかった。
心より御冥福をお祈りいたします。