バイクの高速道路利用料金の値下げについて、
モヤモヤしている。
自民党のプロジェクトチームが提案し、
国交省が来春からの導入を検討しているという。
おおよその内容は下記の通り。
二輪車の高速道路料金を普通車の半額に
土日祝日限定
ETC搭載車限定
4~11月に100km以上の走行限定
利用料金が下がる。それは助かる。
でも、今回話題となっている案をザッと見ると、
モヤモヤしちゃう(笑)
だって、限定し過ぎ。
議員さんたちに迫られてのイヤイヤ感バリバリ。
もっと言えば、
「二輪車の高速道路料金はなぜ軽自動車と同等?」
との問いに対する、
NEXCO(日本高速道路株式会社)の回答との整合性にかける。
二輪車と軽自動車では
車両の大きさ・重量・平均乗車人員に違いがありますが、
どちらも走行に一車線を必要とし、
法定最高速度は100kmであり、
安全に走行するために必要となる前後のスペースは
2輪車においても相当を要することをふまえ、
同一の車種区分としています。
引用元:NEXCO東日本
上記の理由がかなり「?」だが、そこはあえて放置する。
そもそも、この提案って? と思う。
プロジェクトチームの議員さんたちの中には、
ホントにバイクがお好きの方もおられるのかもしれないが、
業界からの要望を受けてと思われる。
日本国民が最も早く取得できる運転免許が、
原付、小型特殊、普通二輪だ。
だが、現実的には、多くの高校生は、
校則や指導によって免許の取得を禁止されている。
1970年代後半に始まった「三ない運動」は、
「バイクは危険」「バイク乗りは異端」との印象を、
10代の多くの子どもたちに植え付けた。
それに加え、50cc以上のバイクのCMは、
社会的な圧力もあって、
今だにメーカー自主規制との形で作られていない。
バイクが売れないのは、当然。
それを、こんな小手先の、限定だらけの優遇で、
なんとかしようなどという思惑が、
果てしなくボクをモヤモヤさせるのだ。