花言葉は『恥じらい』『謙遜』『はにかみ』。
文字としての意味は、
中国では、優しげでしなやかな。
日本では、美しい。輝くような。
会社のそばで毎年咲いてくれる芍薬は、
そこそこ背が高く、花はとても大きくて。
草刈の時に切ってしまわぬよう気をつけるだけ。
特に何の手入れもしていないのだが、
「これぞ純白」と感心するほどの花を見せてくれる。
五十路なかばのヂヂイが写真を撮るのは恥ずかしいが、
見た目の大きさからはウソのように繊細で、
咲いたかと思えばあっという間に花が落ちてしまうので、
人目もはばからず何回もシャッターを切った。
今週もいくぶん荒れ気味の天気が続くという。
週末にはもう、この美しさは消えているかもしれない。
花の後先。
少しさみしいが、
それはそれで、芍薬らしいのかもしれない。