朝起きると歯茎の痛みが治まっていたので、
スマホで天気を確認。
ボクの町は晴れ。
目的地は曇りの予報だが、なんとかなりそう。
走り出して1時間ほどの谷間の町で、
休憩と仕事の電話を終えて、コース選び。
右へ行けば遠回り。左は最短距離。
どちらも峠道。で、やたら久しぶりで楽しみ。
ただ、昼飯とその後のこと考えると、
いくぶん早く峠を降りたい。なので左へ。
何年ぶりかな、このコース。
つーか、バイクでは2回くらいしか走ってないよな。
さほどテクニカルではなく気軽に走れる道。
そんな印象に合わせ晴天で気持ち良く、
のんびりと走っていたのもつかの間、
山頂付近から突如として濃霧に包まれ。
例えると、牛乳の中を泳いでいる感じ。
(泳いだこと無いけど)
走り慣れない道で、しかも下り。
つまり、地獄。
霧雨とかじゃなく、
分厚い雲の中を走っている感じ。
前走のトラックのおかげでなんとか下り切り、
町のコンビニでホッとして一服。
ジャケットとジーンズから滴る水を払いながら、
大きなため息が漏れた。
あぁ、怖かったぁ。