Spiral-World

めくるめく世界での個人的な日記

脅威とは?

2月19日に行われたWBCのSバンタム級挑戦者決定戦で、

ルイス・ネリがアザト・ホヴァニシアンに勝利し、

改めて、「打倒イノウエ」を叫んだ。

 

「体格差を含めネリが不利」との戦前予想もあったが、

それを跳ね返してのTKOだけに、

本人はかなり意気込んでいる様子。

 

体格に恵まれるパワフルな相手を仕留めたのは、

さすがの一言。

好き嫌いは別にすれば、

そもそもネリを弱いとは思っていない。

井上尚弥本人もそう明言してるし、ね。

 

だが、今回のネリの闘いぶりを観ていて、

思ったことがある。

 

対戦相手の格が違いすぎるかもしれないが、

赤穂と戦った時のカシメロの方が、

パワーもスピードも上に感じたのだ。

 

ネリは階級を上げたことで、

スタミナは増したかもしれない。

だからこそパワフルなホヴァニシアンから、

あれだけパンチを浴びても耐えられたし、

11Rという終盤でのTKOとなったのだろう、と。

 

だが、パワーではホヴァニシアンに劣っても、

井上はより的確に多くのパンチを当てるはずで・・・。

 

ネリも井上対策で闘い方を変えるだろうが、

長年染み付いたスタイルが簡単に変わるとも思えず。

これまでのように好戦的なスタイルで闘うのなら、

井上が有利だと感じた。

 

Sバンタムへの挑戦はモンスター自身が言うように、

これまでにない「脅威」の連続なのだろう。

 

でも、Sバンタムでのネリが、

現在の同級王者らの強豪と比べ「特別」かと言えば、

NOだろうと思った。